サンマリノとは?人口や面積などの基本情報やサッカーで知られる驚きの理由を徹底解説!

世界の地理

サンマリノ共和国(サンマリノ)という国をご存じでしょうか。

サッカー関連のニュースで聞いたことがある方は多いかと思います。あるいは、ワインや西洋風建築物で聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、在日サンマリノ人は2022年時点でたった3人となっているなど、サンマリノと日本の結びつきは決して強いとは言えません。

そのため、サンマリノになじみがない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、サンマリノの基本情報やなぜサッカーで名が知れている国なのかを徹底解説します!

こんな方におすすめ

☑️サンマリノという国の基本情報を知りたい!
☑️サンマリノがサッカーで知られる理由を知りたい!

サンマリノ共和国の基本情報

面積61.2平方キロメートル(東京都世田谷区とほぼ同じ)
人口33,881人(2023年7月)
首都サンマリノ
言語イタリア語
宗教カトリック教

サンマリノ共和国は、イタリア半島の中東部に位置する東京都世田谷区とほぼ同じ大きさの内陸国です。

四方をイタリアに囲まれていることから、歴史的・地理的・経済的にイタリアとの関係が深いです。

建国は4世紀初頭と言われており、ローマ皇帝の宗教弾圧から逃れるためにマリーノという石工がこの地に立てこもり信者を集めたのが始まりとされています。

サンマリノは標高739mのティターノ山に建設されており、中世にはその標高の高さを活かして外敵の侵入を防ぎ、自由と独立を守り続けました。

1862年にはイタリアと友好善隣条約を結び、近代国家としての主権と独立の確立に至りました。

サンマリノの城塞

サンマリノの経済は観光産業が主軸で、グアイタ塔やリベルタ広場などの歴史的建築物ワインなどが特に人気です。

また標高の高さを活かした眺望の美しさも魅力の一つとなっています。

サンマリノはなぜサッカーで有名なのか

サンマリノと聞いて真っ先にサッカーを思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。

サッカー強豪国としては聞き覚えがなさそうですし、有名なサッカー選手が思い当たるわけでもなさそう。にもかかわらず、なぜサッカーで有名なのでしょうか。

実は残念なことに、サッカーが強くないことでかなり有名なのです。もっと言えば、世界最弱と言っても過言ではないほどにサッカーが弱い国として知られているのです。

その証拠に、FIFA(国際サッカー連盟)が定期的に発表しているFIFAランキング(2024年6月発表)では210の国や地域の中で210位の最下位に位置付けられています。

実際、これまで200試合以上を消化してきた中で勝利したのは2004年4月のリヒテンシュタイン戦ただ1戦だけであり、勝率は1%を下回ります。

サンマリノがサッカー弱小国な理由① 人口が少ない

サンマリノがサッカー弱小となっているのにはいくつか理由があります。

まず1つ目として単純に人口が少ないことが挙げられます。

サンマリノの人口は3万4千人程度で、これは北海道網走市とほぼ同じ数です。

これだけ人口が少なければ、有望な選手が出にくいことは想像に難くないでしょう。

サンマリノがサッカー弱小国な理由① ほとんどの代表選手がアマチュア

2つ目として代表選手のほとんどがアマチュアであることが挙げられます。

サンマリノ代表選手は普段は銀行員や歯医者などとして働いており、チームは週に1度集まってトレーニングを行っています。

2024年時点でサンマリノのキャプテンを務めるヴィタイオーリ選手も例に漏れず、普段はグラフィックデザイナーとして活動しています。

このように、サッカーだけに集中できるプロが少ないのも弱小の原因と言えるでしょう。

変わりつつあるサッカーサンマリノ代表

2018年からサンマリノの代表監督を務めるフランコ・バレッラ氏は、チームに厳しく接することでプロ精神と改善意欲を叩き込みました。

その結果、UEFAネーションズリーグ21-22にてリヒテンシュタイン戦とジブラルタル戦の2試合連続で引き分けました。

2試合連続で敗北しなかったのはサンマリノ史上初の出来事で、代表一同は喜びと感動に包まれました。

2024年6月現在、サンマリノは上述した2004年4月のリヒテンシュタイン戦以外で勝利を収められていませんが、今後に期待が高まりますね。

まとめ

今回は、ヨーロッパに位置するサンマリノ共和国について解説しました。

日本と接点が多いとは言い難いサンマリノ。しかしながら、日本の一自治体と同等の人口や面積の中に多くの魅力を抱える国であることをお伝えできたかと思います。

特に、他の職業をこなしながら日々研鑽されているサッカーサンマリノ代表には今後を期待せずにはいられません。

サンマリノのサッカーがより発展し、いつかワールドカップで日本代表とサンマリノ代表が対戦できることを心より願っております。

参考文献

外務省:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/sanmarino_r/data.html
VELTRA:https://www.veltra.com/jp/guide/international/spot-international/48383/
FIFA:https://inside.fifa.com/fifa-world-ranking/men
FLASHSCORE:https://www.flashscore.co.jp/team/san-marino/Wlrb53yT/results/
Forbes:https://forbesjapan.com/articles/detail/38956
超ワールドサッカー!:https://news.yahoo.co.jp/articles/84b5b59c4a37018d25c82f2f2e21e631b4ac00aa

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