【最新データ】2050年人口が少ない市区町村ランキングTOP100

日本の地理

2023年12月に、国立社会保障・人口問題研究所から2020年の国勢調査を元にした2050年の予測人口が発表されました。

少子高齢化と人口減少が著しい日本の中で、ことさら人口が少なくなる市区町村はどこなのでしょう。

今回は、2050年の人口が少ないと予測されている上位100の市区町村をまとめました。

こんな方におすすめ

☑️2050年の人口が少ない市区町村を知りたい
☑️人口減少が著しい日本に貢献できることはないか考えたい

【まとめ】2050年の人口が少ない市区町村TOP100

順位都道府県名市町村名2050年の
人口(人)
2020年からの
人口減少率(%)
1奈良県野迫川村
98
73
2東京都青ヶ島村
146
14
3長野県平谷村
155
60
4奈良県上北山村
160
64
5高知県大川村
174
52
6和歌山県北山村
181
55
7奈良県黒滝村
183
71
8新潟県粟島浦村
189
46
9鹿児島県三島村
219
46
10沖縄県渡名喜村
221
36
11東京都利島村
256
22
12福島県檜枝岐村
279
45
13長野県王滝村
292
59
14山梨県丹波山村
321
39
15北海道神恵内村
325
63
16東京都御蔵島村
327
-1
17北海道音威子府村
328
54
18山梨県小菅村
328
52
19奈良県下北山村
337
55
20長野県売木村
343
37
21高知県馬路村
343
54
22長野県天龍村
364
69
23京都府笠置町
367
68
24長野県根羽村
378
56
25奈良県曽爾村
378
71
26群馬県南牧村
406
75
27奈良県御杖村
422
71
28奈良県川上村
435
62
29奈良県東吉野村
441
71
30沖縄県粟国村
457
33
31島根県知夫村
462
27
32沖縄県北大東村
467
21
33熊本県五木村
470
50
34北海道初山別村
482
55
35愛知県豊根村
486
52
36群馬県神流町
498
70
37長野県大鹿村
506
51
38長野県北相木村
513
32
39山梨県早川町
521
53
40奈良県天川村
523
56
41福島県三島町
528
64
42鹿児島県十島村
532
28
43岡山県新庄村
540
34
44沖縄県渡嘉敷村
551
23
45大分県姫島村
558
68
46宮崎県西米良村
568
43
47高知県北川村
583
49
48青森県西目屋村
587
54
49群馬県上野村
589
48
50北海道幌加内町
596
56
51宮城県七ヶ宿町
599
53
52青森県佐井村
607
66
53長野県栄村
634
62
54沖縄県伊平屋村
644
43
55北海道島牧村
649
52
56熊本県球磨村
650
73
57徳島県上勝町
664
52
58福島県昭和村
670
46
59宮崎県諸塚村
676
55
60長野県南相木村
678
30
61沖縄県多良間村
681
36
62沖縄県座間味村
690
23
63青森県今別町
691
70
64福島県金山町
715
62
65北海道積丹町
720
61
66高知県三原村
721
50
67鹿児島県大和村
730
46
68北海道西興部村
745
29
69熊本県産山村
750
46
70青森県風間浦村
756
54
71秋田県上小阿仁村
760
63
72北海道中川町
766
50
73北海道北竜町
778
55
74北海道浦臼町
782
55
75北海道泊村
786
50
76北海道中頓別町
804
51
77北海道占冠村
807
38
78福岡県東峰村
820
57
79北海道赤井川村
821
30
80青森県新郷村
837
62
81北海道歌志内市
838
72
82岐阜県白川村
861
43
83高知県東洋町
870
60
84山梨県道志村
875
46
85徳島県佐那河内村
877
57
86沖縄県伊是名村
883
33
87北海道上砂川町
895
68
88長野県生坂村
898
45
89岐阜県東白川村
911
55
90長野県泰阜村
913
41
91京都府南山城村
933
61
92沖縄県南大東村
953
26
93山口県上関町
956
59
94長崎県小値賀町
963
58
95北海道奥尻町
967
60
96北海道妹背牛町
988
63
97北海道雨竜町
990
59
98長野県小川村
991
55
99京都府伊根町
998
48
100北海道愛別町
1010
61
  • 「区」はランクインせず
  • 人口の少なさはもちろん、ほとんどの市町村で高い人口減少率
  • 都道府県別では、1位は20市町村の北海道、2位は12村の長野、3位は9村の沖縄・奈良

注目すべき市区町村4選

今回のランキングの中で、特に注目度が高い4市町村について解説します。

奈良県野迫川村【唯一の100人未満予測】

野迫川村(のせがわむら)は奈良県南部の紀伊の山々に囲まれた村で、雲海が発生しやすい「天国の國」として知られています。

2020年に全国で6番目に少なかった人口は2050年で1位になると予測されており、全市区町村で唯一100人を切ると言われています。

群馬県南牧村【人口減少率が最も高い】

南牧村(なんもくむら)は群馬県南西部の山間に位置し、きれいな星空や大自然が魅力の村です。

2050年の予測人口は全市区町村中26位ですが、2020年からの人口減少率は全国1位の75%と予測されています。

北海道歌志内市【ランキング唯一の市】

歌志内市(うたしないし)は北海道の中部に位置し、2020年時点で最も人口が少ない市です。

2050年でもその地位は揺るがず、全国の市で唯一人口が1000人未満になると予測されています。

人口5万人以上が市となるための要件であることを踏まえると、歌志内市の人口の少なさが伝わってきます。

東京都御蔵島村【ランキング唯一の人口増加予測】

御蔵島村(みくらじまむら)は、東京都心の南約200キロメートルの太平洋上に浮かぶ御蔵島および無人島の藺灘波島(いなんばじま)の2島からなる村です。

原生林や野鳥などの自然が豊かな島で、観光地としても人気があります。

人口は2020年の323人から327人と、今回ランクインした100市町村で唯一人口増加が予測されています。

まとめ

今回は、国立社会保障・人口問題研究所が2023年12月に発表した最新データを元に、2050年の人口が少ない市区町村をランキングにしました。

人口そのものが少ないことはもちろん、中には70%を超える人口減少が予測されている自治体があることに驚かされました。

今後の日本および各市区町村をより良い場所にしていくために、人口減少を食い止めることは必須です。

そのために、自分たちにできることは何かを考えながら日々の生活を送ることが大事であると改めて感じました。

参考文献

国立社会保障・人口問題研究所:https://www.ipss.go.jp/
総務省:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/bunken/chihou-koukyoudantai_kubun.html
野迫川村:https://www.vill.nosegawa.nara.jp/
南牧村:http://www.nanmoku.ne.jp/
歌志内市:https://www.city.utashinai.hokkaido.jp/
御蔵島村:http://mikurasima.jp/

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